コンセプト

ローカルファースト AI エージェント

ローカルファーストの AI エージェントは、ベンダーのクラウドではなく、あなた自身のマシンで動きます。それが何を意味するのか、クラウドやセルフホスト構成とどう違うのか、なぜプライバシー・コスト・コントロールに効くのか。ここで解説します。

実際にローカルで動くのはどの部分か

ローカルファーストは、プログラムがどこで起動するかだけの話ではありません。エージェントには 4 つの可動部があります。計画し判断する制御ループ、積み上がっていく記憶、実行するツール、そして思考に使う言語モデル。Veyllo(VAF)では、前の 3 つは常にあなたのハードウェアで動きます。ローカルかホスト型かを選ぶのはモデルの一点だけ。この分け方こそ、4 つすべてがベンダー側にあるクラウドエージェントとの違いのすべてです。

違い

クラウド vs セルフホスト vs ローカルファースト

エージェントの動かし方は 3 通り。それぞれ、データはどこにあるのか。

クラウドエージェント

すべてがプロバイダーのサーバーで動きます。始めるのは楽ですが、データもコンテキストもキーもベンダーの手元にあり、スイッチも同じ場所にあります。障害、規約変更、アカウント停止。理由が何であれ、エージェントは止まります。

セルフホスト型エージェント

自分で運用するインフラ、たいていは自分で管理するサーバーで動きます。コントロールはこちら側ですが、サーバーの運用と保守もこちらの仕事です。

ローカルファーストのエージェント

あなた自身のマシンの、専用ウィンドウの中で動きます。インストーラーがローカルサーバーとアカウントを整え、データはあなたの手元に残ります。用意も保守も要るリモートインフラはありません。Veyllo の標準の動き方です。

ローカルファーストとセルフホストは重なります。どちらもコントロールはこちら側。ローカルファーストが特に指すのは、エージェントがあなたのいる場所、あなたのデバイスで動くことです。Veyllo は両方できます。ローカルで動かすことも、ハーネスを自社サーバーにセルフホストすることも。

ローカル、でもひとり用ではない

ホストひとつ、チーム全員。

ローカルファーストは、ひとりで使うという意味ではありません。デスクトップアプリでさえ、スイッチひとつでネットワークに開けます。サーバーの個別インストールは不要。あなたのマシン、家の余った 1 台、会社のサーバーがホストになり、LAN の全員が HTTPS で届きます。

Server
共有はスイッチひとつ。 アプリのトグルを入れる(または vaf server on を実行する)だけで、VAF は LAN 内から HTTPS で届きます。普通のデスクトップインストールで十分、別のサーバーは不要です。
ひとりに 1 アカウント。 全員が自分だけの隔離された空間を持ちます。記憶・タスク・設定は個別。他人のものは誰にも見えません。
ユーザー数課金なし。 ひとつのインスタンスがチームや家庭の全員に応えます。ユーザーごとに払うのではなく、一度動かすだけ。
なぜ重要か

それが何をもたらすか。

決して旅に出ないプロンプト。 マシンを出ないテキストは、記録も保持も学習利用も、要請に応じた提出もできません。ローカルモデルなら、それは保存だけでなく処理の全行程に及びます。
あなたと仕事の間にベンダーはいない。 誰も値上げできず、頼みのモデルを引退させられず、レート制限を変えられず、アカウントを止められません。今日動く構成は来年も、同じモデルの重みのまま動きます。
トークンではなく電気代。 ローカルモデルにトークン課金はありません。長いコンテキストも、繰り返しの実行も、夜通しのバッチも、待機中のマシンと同じコスト。定期実行や多段階の仕事が現実的になるのはそのためです。
接続がなくても動く。 電車の中でも閉じたネットワークでも、エージェントはローカルモデルで働き続けます。記憶もファイルも一緒に。
本当の選択はひとつだけ

ローカルモデルか、ホスト型モデルか。

ローカルファーストのエージェントで、それ以外はすべて決まっています。本当にあなたが決めるのはこれだけ。しかも後から変えられます。

ローカルモデル。 自分の GPU か CPU で動きます。何もマシンを出ず、トークン課金もなし。速さと質はハードウェア次第です。小さなモデルでも日々の下書き・要約・ファイル仕事は十分こなし、難しい推論には強い GPU が要ります。
ホスト型モデル。 エージェントは変わらずローカルで動き、モデル呼び出しだけが外へ出ます。ハードウェアを買わずに最先端モデルへ手が届き、課金はトークン単位。プロンプトと添付ファイルはモデルプロバイダーに届きます。
両方を、タスクで使い分け。 多くの構成は結局ミックスに落ち着きます。日常と機密はローカルモデル、難題はホスト型。切り替えは設定 1 行、選択が固定されることはありません。
Veyllo のやり方

Veyllo がモデルの上に載せるもの。

Veyllo は言語モデルを、ローカルで働くエージェントに変えます。セッションをまたいで覚える永続ベクトル記憶、フルセットのツール(ウェブ・コード・ファイル・ブラウザ)と MCP で繋ぐすべて、仕事を任せられるサブエージェント、サンドボックスでのコード実行。ローカルモデルで動かすことも、クラウドが欲しいときに OpenAI 互換の Veyllo API へ向けることもできます。オープンソース、AGPL-3.0、商用ライセンスも用意しています。

FAQ

よくある質問。

ローカルファースト AI エージェントとは何ですか?

制御ループ・記憶・ツールはあなたのデバイスで動きます。ホスト型モデルを選んだ場合のみ、モデルだけが外にあります。クラウドエージェントは、リクエストごとのコンテキストも含め、そのすべてをベンダーのサーバーに置きます。

ローカルファーストとセルフホストは同じですか?

コントロールが誰の手にあるかでは重なりますが、仕事がどこで起きるかで違います。セルフホストはソフトウェアを自分が管理するサーバーへ移すこと。ローカルファーストは、サーバーの用意なしに、目の前のマシンに置くことです。Veyllo はどちらもでき、セルフホストのホストはチーム全体に応えられます。

Veyllo を使うにはデータをクラウドに送る必要がありますか?

いいえ。Veyllo はローカルファーストです。モデルまで含めて、エージェントを完全に自分のマシンで動かせます。ホスト型の Veyllo API は任意です。自分でモデルを動かしたくない場合に、VAF が使うモデル(テキスト・画像・音声)を提供します。

1 つの Veyllo インストールを複数人で使えますか?

使えます。ネットワーク共有をオンにすれば、普通のデスクトップインストールでも VAF は LAN 内から HTTPS で届きます。各自が自分のアカウントでログインし、記憶とタスクは隔離されます。ホストひとつが全員に応え、ユーザー数課金はありません。

Veyllo API は OpenAI SDK で使えますか?

使えます。Veyllo API は OpenAI 互換です。任意の OpenAI SDK や HTTP クライアントを api.veyllo.app/v1 に向け、Veyllo のキーを使ってください。チャットと画像認識に対応しています。

VAF で自分の AI エージェントを作れますか?

作れます。VAF は PyPI にあります。pip install --pre vaf でコアランタイムが入り、フレームワークの上に独自の AI エージェント・ツール・ソリューションを、独自ハーネスも含めて構築できます。サーバーや記憶スタックなどの追加コンポーネントも同じ方法で入り、VAF ドキュメントの組み込みガイドが順を追って解説します。--pre フラグは VAF がアルファ版の間は必要です。

Veyllo のライセンスは?

Veyllo Agentic Framework(VAF)はデュアルライセンスです。オープンソース利用は AGPL-3.0、異なる条件が必要なチームには商用ライセンスがあります。

対応 OS は?

Veyllo は macOS・Windows・Linux で動きます。デスクトップアプリでも、サーバーでも、ターミナルからでも。

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